今回は、まつげのプロ、アイリストを目指すかただけでなく、逆にまつエクを受けるお客さんになる一般の女性にも見て考えて欲しい、まつ毛エクステで知っておかなければならない裏側についてご説明したいと思います。

当サイト、まつげマジココでは健全なアイリスト育成のためのスクール選び、業界団体選びに役立つ情報を発信していますが、その主な理由はまつエクを受けに来られるお客さんの安全こそが第一であるべきだからです。

まつ毛業界では、みな知っているように、厚生労働省、国民生活センター、東京都から危害防止の通達が出されています。被害に合われているお客さんが現実にいらっしゃるのです。

まつ毛エクステの健康危害が現実に起きている

美容において目のまわりのメイクというのは非常に重要なポイントです。しかし、同時にまつげエクステンションは非常にデリケートな目元への施術というリスクもおっていることになります。

まつげエクステの健康危害

画像引用元:まつ毛を付けたら、めぶたが晴れて目が充血!? – 東京くらしねっと

実際に国や自治体に寄せられる相談では、まつエクの接着剤(グルーなど)などが原因と思われる、目の充血、涙が止まらない、角膜炎、ドライアイ、結膜炎、まつ毛の損傷(抜ける、切れる)という報告があるそうです。

被害件数としては、爆発的に人気が拡大しているまつエクユーザー全体からすると多くはありませんが、実際に事故が起きているという事実には違いありません。

こういったことから、厚生労働省、国民生活センター、東京都などが続けざまに、業界への通知と、一般のお客さんへの注意の呼びかけを行ったという経緯がありました。上記の画像も東京都が呼びかけに使っていたものです。

 

健康被害は最終的に法律による規制(利用禁止)を生み出す

健康に害が及ぶという理由で法的な規制がかかっていき、最終的にサービスや販売が禁止されることがこの国では起こります。ついこの前起きた、牛レバ刺しの飲食店での提供禁止はまさにそのケースです。

牛レバ刺しはみんな昔から食べてきた美味しい食材でした。しかし、食中毒などが起きてきた結果、どのお店でも牛レバ刺しを食べることができなくなったのです。

悪いのは牛レバ刺しではなく、その素材を提供するお店の衛生管理です。一部の店がきちんと管理することを怠った結果、飲食業界全体で禁止されてしまいました。

まつ毛エクステンションでも同様に、一部の衛生管理が徹底されていない店舗が原因で、法による規制がどんどん強まっていく可能性もあります。

では、業界としてはどのような動きがあるのでしょう?

衛生管理の徹底が業界団体のトレンド

このサイトでもこちらの記事『まつげエクステ業界の現状:乱立する業界団体と資格』ご紹介しているように、まつげエクステンション業界には、非常にたくさんの協会団体が乱立しています。

たくさん業界はありますが、どの協会の運営方針にも、共通して「衛生管理の徹底!」という一言が見られます。厚生労働省と意見交換をする協会もあり、安全への意識は確実に高まってきていますね。

例えば、JLA日本まつげエクステンション協会では、衛生管理専門の認定資格『アイデザイナーBST衛生管理士』を作り、アイリストたちの意識を高めていますし、なんと、JEIS日本まつ毛エクステンション事業者連絡協議会という、衛生管理にのみ特化した組織も存在します。

もうひとつ、多くの業界団体が厚生労働省などと議論しながら推し進める試作、美容師免許取得の推進があります。

美容師免許の必要・不要について国や自治体とまつエク業界の議論は続く

実は、まつげエクステを施術するためには、サロン自体の美容所登録と、アイリストの美容師免許の取得が法律で定められています。しかし、全てのアイリストやアイデザイナーたちが美容師免許を持っているかというと、そうではないのが現状です。

そのため、国や自治体は、美容師免許をきちんと取れば健康危害が減るであろうと考え、まつげエクステ業界の各協会に美容師免許取得について指摘や取締を行なっています。

いっぽう、業界団体側としては、美容師免許取得をしてもお客さんの被害が減るとは限らないという視点で議論をしています。なぜなら、美容師免許取得の過程で、まつげエクステに関する学習や実技演習はほとんど行わないからです。

このように、美容師法という法律と、現場で行う施術ではギャップがあるのが現状で、さまざまな議論が行われています。

とはいえ、現行の法律で定めらていますので、まつエク協会の多くは美容師免許の取得を推進するようになってきています。

そして、並行して厚生労働省や国会議員を巻き込み、現場の仕事に合わなくなってきている美容師法の法律を改正する取り組みも行なっています。

まとめ:消費者はお店をきちんと選び、まつエク業界は衛生管理への取り組みを強化する

最後にまとめです。

まず、消費者は上記のような健康問題が実際に起こっていることを知らなくてはいけません。そして、自分がどこのサロンでまつエクをするべきかをきちんと考える必要があります。決して、安ければ安いほど良いのではないのです。

そして業界の人、あるいはこれからアイリスト、アイデザイナーを目指すかたは、一日も早くお客さんの健康被害を0にするよう努力をしなければいけません。もちろん、医療でも事故は起きますし、お客さんの特殊な体質によって起こる事故もあるでしょう。

しかし、それでも健康危害0を目指すのがプロフェッショナルであり、なにより、まつげエクステンション業界を守ることにつながります。

こらからもっと、まつエクを付ける側も、施術する側も幸せになれるように、みんなで考えていく必要があるのです。

なにより、これからアイリストを目指す人は衛生管理についてきちんと指導してくれるスクール選びを心がけてくださいね。このサイトでもぜひ、アイリストのキャリアづくりに役立つ情報の配信を行なって行きたいと思います。